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30秒でわかるまとめ
- 看護助手の年収の平均は、337.1万円と試算できますきまって支給する現金給与額240,800円の12か月分に、年間賞与481,200円を足した編集部の試算です。
- 年齢別で月額が最も高いのは、40〜44歳の階級ですきまって支給する現金給与額は274,100円で、そのうち時間外などの手当が月32,400円あります。賞与は50〜54歳が最多です。
- 経験年数別の所定内給与額は、15年以上がいちばん高い数字です経験0年の202,000円に対し、15年以上は234,700円です。15年以上の人が全体の43.9%を占めています。
- 企業規模別では、1,000人以上の推計年収が最も高くなります1,000人以上は3,550,100円です。看護助手の66.4%が働く100〜999人は3,330,400円です。
※准看護師・看護師との比較と、看護助手が受け持つ仕事の範囲は看護助手の仕事内容、体の負担と国の指針は看護助手がきついときで扱っています。

まず計算式:337.1万円は、月額の12か月分と賞与の合計です
厚生労働省の賃金構造基本統計調査は、「年収」を直接公表していません。公表されているのは月額の給与と、年間の賞与です。この記事の年収は、次の式で編集部が計算した試算です。
推計年収 = きまって支給する現金給与額 × 12か月 + 年間賞与その他特別給与額
| 項目 | 看護助手 |
|---|---|
| 平均年齢 | 48.7歳 |
| 平均勤続年数 | 10.3年 |
| 所定内実労働時間数 | 155時間/月 |
| 超過実労働時間数 | 2時間/月 |
| きまって支給する現金給与額 | 240,800円 |
| 所定内給与額 | 224,200円 |
| 年間賞与その他特別給与額 | 481,200円 |
| 労働者数 | 108,620人 |
| 推計年収(編集部試算) | 337.1万円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者・職種 第1表/企業規模計(10人以上)/男女計/産業計。労働者数は原表の「十人」単位を人数に換算(編集部)
計算式:240,800円 × 12か月 + 481,200円 = 3,370,800円(337.1万円)
この表は一般労働者の集計です。調査は一般労働者を次のように定めています。
「「一般労働者」とは、「短時間労働者」に該当しない通常の所定労働時間・日数の労働者をいう。」
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」主な用語の定義(原文どおり)
パートなど短時間で働く看護助手の人は、この数字に入っていません。短時間労働者の数字は、後の節で別に見ます。
また、月額と賞与は同じ時期の数字ではありません。
「令和7(2025)年6月分の賃金等(賞与、期末手当等特別給与額については原則として令和6年(2024)1月から令和6年12月までの1年間)について、令和7年7月に調査を行った。」
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」調査の概要 4 調査の時期(原文どおり)
337.1万円は、2025年6月の月額を12倍し、2024年の1年間の賞与を足した数字です。誰かが1年間に実際に受け取った額を集めたものではありません。

統計の「看護助手」は、医療行為を行わずに介助をする人の区分です
この調査には「看護助手」という職種の区分があります。調査の職種解説は、この区分を次のように説明しています。
「病院などにおいて、医療行為は行わず、医師、看護師からの指示により、専ら患者への食事・入浴などの介助などの仕事に従事するものをいう。」
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」役職及び職種解説 1371 看護助手 仕事の概要(原文どおり)
| 区分 | 職種解説に挙がっている例 |
|---|---|
| 含まれる | 看護助手、看護補助者 |
| 含まれない | 看護師(1133)、准看護師(1134) |
出典:同 役職及び職種解説 1371 看護助手
求人で「看護助手」と「看護補助者」のどちらの名前で書かれていても、統計では同じ区分に入ります。一方、歯科助手などは1379「その他の保健医療サービス職業従事者」という別の区分で、この記事の数字には入っていません。
看護助手が受け持つ仕事の範囲を国の通知がどう書いているかは、看護助手の仕事内容で扱っています。この記事は、賃金の数字の内訳だけを扱います。

337.1万円の内訳:所定内給与額が79.8%、賞与が14.3%です
「きまって支給する現金給与額」と「所定内給与額」の違いは、調査の用語の定義に書かれています。
「「所定内給与額」とは、労働契約等であらかじめ定められている支給条件、算定方法により6月分として支給された現金給与額(きまって支給する現金給与額)のうち、超過労働給与額(①時間外勤務手当、②深夜勤務手当、③休日出勤手当、④宿日直手当、⑤交替手当として支給される給与をいう。)を差し引いた額で、所得税等を控除する前の額をいう。」
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」主な用語の定義(原文どおり)
きまって支給する現金給与額から所定内給与額を引いた残りが、時間外・深夜・休日出勤・宿日直・交替の手当です。看護助手では240,800円-224,200円=月16,600円になります。
| 内訳 | 計算 | 年額 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 所定内給与額の12か月分 | 224,200円 × 12 | 2,690,400円 | 79.8% |
| 時間外などの手当の12か月分 | 16,600円 × 12 | 199,200円 | 5.9% |
| 年間賞与その他特別給与額 | — | 481,200円 | 14.3% |
| 合計(推計年収) | 3,370,800円 | — |
出典:同調査 第1表より編集部が算出
年収のおよそ8割は、毎月決まって払われる所定内給与額です。夜勤に伴う深夜勤務手当は、「時間外などの手当」の側に入ります。ただし統計からは、手当のうち深夜の分がいくらかまでは分かりません。
年齢別:月額は40〜44歳、賞与は50〜54歳がいちばん高い
同じ調査の第5表は、職種ごとの数字を年齢階級別に出しています。看護助手の月額を、所定内給与額と手当に分けて並べます。
| 年齢階級 | きまって支給(月額) | うち所定内給与額 | 時間外などの手当 | 年間賞与 | 推計年収 | 労働者数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜19歳 | 187,400円 | 172,300円 | 15,100円 | 62,200円 | 2,311,000円 | 240人 |
| 20〜24歳 | 217,000円 | 208,200円 | 8,800円 | 172,200円 | 2,776,200円 | 6,150人 |
| 25〜29歳 | 236,000円 | 213,300円 | 22,700円 | 317,200円 | 3,149,200円 | 6,310人 |
| 30〜34歳 | 236,800円 | 218,800円 | 18,000円 | 429,900円 | 3,271,500円 | 6,210人 |
| 35〜39歳 | 230,500円 | 216,600円 | 13,900円 | 447,200円 | 3,213,200円 | 7,860人 |
| 40〜44歳 | 274,100円 | 241,700円 | 32,400円 | 590,900円 | 3,880,100円 | 10,120人 |
| 45〜49歳 | 257,500円 | 239,200円 | 18,300円 | 594,500円 | 3,684,500円 | 16,280人 |
| 50〜54歳 | 247,500円 | 230,700円 | 16,800円 | 608,700円 | 3,578,700円 | 15,460人 |
| 55〜59歳 | 241,100円 | 229,900円 | 11,200円 | 532,500円 | 3,425,700円 | 17,660人 |
| 60〜64歳 | 225,800円 | 212,900円 | 12,900円 | 419,700円 | 3,129,300円 | 15,520人 |
| 65〜69歳 | 217,600円 | 200,000円 | 17,600円 | 348,600円 | 2,959,800円 | 4,570人 |
| 70歳〜 | 203,500円 | 197,400円 | 6,100円 | 187,900円 | 2,629,900円 | 2,220人 |
出典:同調査 一般労働者・職種 第5表/企業規模計(10人以上)/男女計。手当(きまって支給する現金給与額-所定内給与額)と推計年収は編集部算出
月額がいちばん高いのは40〜44歳の274,100円です。全体の240,800円より33,300円高く、そのうち所定内給与額の差は17,500円、手当の差は15,800円です。40〜44歳が高い理由の半分近くは、時間外などの手当です。この階級は超過実労働時間数も月4時間で、全体の2時間より長くなっています。
賞与は少し違う並びです。いちばん多いのは50〜54歳の608,700円で、40〜44歳の590,900円より17,800円多くなっています。所定内給与額は40〜44歳の241,700円がいちばん高く、45〜49歳は239,200円です。
読むときの注意が2つあります。
- 同じ年に働く人を年齢で分けた数字です。1人の看護助手が年を重ねたときの給与の推移ではありません。
- 人数の少ない階級があります。〜19歳は240人、70歳〜は2,220人の集計で、ほかの階級より数字が動きやすいと考えられます。
経験年数別:所定内給与額は、0年の202,000円から15年以上の234,700円へ
第14表は、職種ごとの所定内給与額と年間賞与を経験年数の階級別に出しています。調査は経験年数を次のように定めています。
「調査対象期日現在の職種の仕事に従事した年数をいう。」
「過去において調査対象期日現在の職種の仕事に従事した年数は、すべて通算する。ただし、休職期間は除く。」
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」調査の概要 (12)経験年数(原文どおり)
勤続年数とは違い、今の病院に入る前に、看護助手として働いた年数も足して数えます。
| 経験年数 | 所定内給与額 | 前の階級との差 | 年間賞与 | 労働者数 | 構成比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0年 | 202,000円 | — | 42,800円 | 10,380人 | 9.6% |
| 1〜4年 | 212,100円 | +10,100円 | 363,400円 | 17,550人 | 16.2% |
| 5〜9年 | 221,400円 | +9,300円 | 500,000円 | 17,860人 | 16.4% |
| 10〜14年 | 224,000円 | +2,600円 | 570,100円 | 15,160人 | 14.0% |
| 15年以上 | 234,700円 | +10,700円 | 584,800円 | 47,660人 | 43.9% |
出典:同調査 一般労働者・職種 第14表/企業規模計(10人以上)/男女計。差・構成比は編集部算出
所定内給与額は、どの階級でも前の階級より上がっています。経験0年と15年以上の差は月32,700円、12か月分で392,400円です(編集部算出)。ただし上がり方は一定ではなく、5〜9年から10〜14年の間は2,600円の差にとどまります。
看護助手の43.9%は経験15年以上です。全体の平均224,200円には、この階級の人が4割あまり入っています。
注意が2つあります。
- 第14表には、きまって支給する現金給与額がありません。そのため、この記事の推計年収と同じ式では計算できません。経験年数別は、所定内給与額と賞与だけの比較です。
- 経験0年の賞与42,800円は、そのまま年収の目安にはしにくい数字です。調査の賞与は原則として前年1年間の額で、経験0年の人の多くは、その期間に看護助手として働いていなかったと考えられます。
経験年数は給与の階級には効きますが、看護師国家試験の受験資格を定める保健師助産師看護師法 第21条に、看護助手の勤務年数を数える号はありません。看護師を目指すときの道は看護助手から看護師になるには|働いた年数は、看護師国家試験の受験資格に数えられませんで扱っています。
企業規模別:1,000人以上が最も高く、66.4%は100〜999人の企業です
調査の企業規模は、病院1か所の人数ではありません。用語の定義では「調査労働者の属する企業の全常用労働者数の規模」です。複数の病院や施設を運営する法人なら、法人全体の人数で分けられます。
| 企業規模 | きまって支給する現金給与額 | 所定内給与額 | 時間外などの手当 | 年間賞与 | 推計年収 | 労働者数 | 構成比 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1,000人以上 | 249,200円 | 237,200円 | 12,000円 | 559,700円 | 3,550,100円 | 22,860人 | 21.0% |
| 100〜999人 | 239,600円 | 221,700円 | 17,900円 | 455,200円 | 3,330,400円 | 72,080人 | 66.4% |
| 10〜99人 | 233,100円 | 216,100円 | 17,000円 | 486,900円 | 3,284,100円 | 13,680人 | 12.6% |
出典:同調査 第1表/男女計。手当・推計年収・構成比は編集部算出
並びは次のとおりです。
- 月額も賞与も、1,000人以上がいちばん多い。推計年収は100〜999人より219,700円高い数字です。
- 賞与は、10〜99人のほうが100〜999人より31,700円多い。月額は100〜999人のほうが高いため、推計年収では100〜999人が46,300円上回ります。
- 時間外などの手当は、1,000人以上がいちばん少ない。月12,000円で、ほかの2つの規模は17,000円台です。
看護助手の3人に2人は、100〜999人の企業で働いています。全体の平均337.1万円は、この規模の数字に強く引っぱられています。ただし、規模による差がなぜ生まれるのかは、この表からは分かりません。
男女別:8割強が女性。月額の差27,800円のうち14,600円は手当です
| 項目 | 男 | 女 |
|---|---|---|
| 平均年齢 | 42.4歳 | 50.1歳 |
| 平均勤続年数 | 10.2年 | 10.3年 |
| 超過実労働時間数 | 3時間/月 | 2時間/月 |
| きまって支給する現金給与額 | 263,700円 | 235,900円 |
| 所定内給与額 | 235,100円 | 221,900円 |
| 年間賞与その他特別給与額 | 511,600円 | 474,600円 |
| 推計年収(編集部試算) | 3,676,000円 | 3,305,400円 |
| 労働者数 | 19,290人(17.8%) | 89,330人(82.2%) |
出典:同調査 第1表/企業規模計(10人以上)。推計年収・構成比は編集部算出
看護助手の82.2%は女性です。推計年収の差は370,600円で、内訳は月額の12か月分が333,600円、賞与が37,000円です。
月額の差27,800円を分けると、所定内給与額の差は13,200円、時間外などの手当の差は14,600円です。手当は男性が月28,600円、女性が月14,000円で、月額の差の半分あまりは手当の差から来ています。平均勤続年数は男女でほぼ同じで、平均年齢は女性のほうが7.7歳高くなっています。
経験年数の階級をそろえて、所定内給与額を比べます。
| 経験年数 | 男 | 女 | 差 |
|---|---|---|---|
| 0年 | 212,100円 | 199,400円 | 男が12,700円高い |
| 1〜4年 | 216,900円 | 210,900円 | 男が6,000円高い |
| 5〜9年 | 232,600円 | 218,700円 | 男が13,900円高い |
| 10〜14年 | 215,000円 | 225,800円 | 女が10,800円高い |
| 15年以上 | 258,100円 | 230,300円 | 男が27,800円高い |
出典:同調査 第14表/企業規模計(10人以上)。差は編集部算出
差は一方向ではありません。10〜14年の階級では女性のほうが高く、15年以上では男性が27,800円高くなっています。男性は階級ごとの人数が2,080人〜7,580人と少なく、数字が動きやすいことにも注意が要ります。差の理由は、この表からは分かりません。
短時間で働く看護助手:1時間当たり所定内給与額は1,335円
ここまでの数字は一般労働者です。調査は短時間労働者を次のように定め、別の表で集計しています。
「短時間労働者とは、1日の所定労働時間が一般の労働者よりも短い又は1日の所定労働時間が一般の労働者と同じでも1週の所定労働日数が一般の労働者よりも少ない労働者をいう。」
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」調査の概要 (5)就業形態(原文どおり)
| 企業規模 | 1時間当たり所定内給与額 | 1日当たり所定内実労働時間数 | 実労働日数 | 年間賞与 | 平均年齢 | 労働者数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 企業規模計(10人以上) | 1,335円 | 5.8時間 | 15.2日 | 59,600円 | 52.6歳 | 58,930人 |
| 1,000人以上 | 1,398円 | 6.2時間 | 14.9日 | 72,900円 | 48.2歳 | 20,820人 |
| 100〜999人 | 1,270円 | 5.9時間 | 15.4日 | 50,300円 | 56.0歳 | 23,800人 |
| 10〜99人 | 1,350円 | 5.1時間 | 15.4日 | 55,600円 | 53.5歳 | 14,310人 |
出典:同調査 短時間労働者・職種 第1表/男女計/産業計
1時間当たり所定内給与額は、1,000人以上の1,398円がいちばん高く、100〜999人の1,270円がいちばん低い数字で、差は128円です。一般労働者と違い、10〜99人のほうが100〜999人より高くなっています。
短時間で働く看護助手は58,930人で、一般労働者の108,620人のおよそ半分の規模です。勤務の日数や時間が人によって違うため、短時間労働者の年収は試算していません。
自分に近い行で見ると、数字はこう変わります
337.1万円は、年齢も経験も勤め先もばらばらな108,620人の平均です。自分の給与と比べるなら、自分に近い行を探すほうが実感に合います。
たとえば40代で初めて看護助手として働く人です。年齢の行(40〜44歳)では所定内給与額が241,700円ですが、経験年数の行(0年)では202,000円で、39,700円違います。年齢の行には、経験の長い人も混ざっているためと考えられます。
第14表は、経験年数と企業規模を組み合わせた数字も出しています。所定内給与額で並べます。
| 経験年数 | 1,000人以上 | 100〜999人 | 10〜99人 |
|---|---|---|---|
| 0年 | 204,700円 | 203,200円 | 188,600円 |
| 1〜4年 | 220,500円 | 209,900円 | 206,600円 |
| 5〜9年 | 234,200円 | 222,600円 | 208,000円 |
| 10〜14年 | 247,200円 | 219,300円 | 212,400円 |
| 15年以上 | 245,500円 | 230,700円 | 234,100円 |
出典:同調査 第14表/企業規模別/男女計
- どの経験年数の階級でも、1,000人以上がいちばん高い数字です。経験10〜14年では、100〜999人との差が27,900円あります。
- 15年以上では、10〜99人の234,100円が100〜999人の230,700円を上回ります。規模が小さいほど低い、とは言い切れません。
- 同じ経験0年でも、10〜99人の188,600円と1,000人以上の204,700円では16,100円違います。
なお、これらの表は1つの表で年齢・経験年数・企業規模・男女をすべて組み合わせたものではありません。「年齢の行」と「経験年数の行」は別の切り口として読んでください。
この記事が扱っていないこと
- 准看護師・看護師との年収の比較。看護助手の仕事内容で扱っています。本記事は看護助手の内訳だけを扱っています。
- 看護助手の業務の範囲、院内研修、診療報酬の加算。同じく看護助手の仕事内容で扱っています。
- 腰の負担など体の負担と、国の指針。看護助手がきついときで扱っています。
- 所定内給与額の分布(真ん中の人の額など)。本記事は分布の表を使っていません。職種ごとの分布を並べた数字は栄養士の年収で扱っています。
- 看護師長など看護職員の役職者の給与。看護師長の年収で扱っています。
- 統計に区分のない補助的な職種の給与。保育補助の例は保育補助の年収目安で扱っています。
- 手取りの額。所定内給与額は「所得税等を控除する前の額」です。税や社会保険料を引いた額は取得していません。
- 都道府県別、病院の種類別の数字、短時間労働者の年齢階級別の数字。本記事では取得していません。
- 夜勤の回数や、夜勤手当の額。統計の「時間外などの手当」には深夜勤務手当も入りますが、内訳は分かりません。
看護助手として求人を見るときに確認できること
- 前の職場での経験を、給与の決め方に数えるか。統計の経験年数は、過去に看護助手として働いた年数を通算します。
- 月給に時間外や夜勤の手当が含まれているか。統計の時間外などの手当は月16,600円で、40〜44歳では月32,400円でした。月給を比べるなら、手当を除いた額どうしで比べてください。
- 賞与の実績。賞与は年収の14.3%を占めます。統計では、10〜99人の賞与が100〜999人より多くなっていました。
- 運営する法人全体の規模。統計の企業規模は法人全体の常用労働者数です。病院が小さくても、法人が大きい場合があります。
- 短時間で働くなら、1時間当たりの額。統計の短時間労働者は1時間当たり1,335円でした。
求人票のほかに、その病院が看護補助の加算を届け出ているかは、地方厚生局の届出受理医療機関名簿で確かめられます。見方は看護助手の病院の選び方|看護補助の加算の届出は、地方厚生局の名簿で公開されていますで扱っています。
よくある質問
Q. 看護助手の平均年収はいくらですか。
A. 令和7年賃金構造基本統計調査の「看護助手」をもとにした編集部試算で337.1万円です。きまって支給する現金給与額240,800円×12か月+年間賞与481,200円=3,370,800円で計算しています。調査は年収そのものを公表していません。
Q. 看護補助者として働く人も、この数字に入っていますか。
A. 入っています。職種解説では、看護助手の区分に含まれる職種の例として「看護助手、看護補助者」が挙がっています。看護師と准看護師は別の区分です。
Q. 経験を積むと給料は上がりますか。
A. 経験年数別の所定内給与額は、0年の202,000円から15年以上の234,700円まで、階級ごとに上がっています。ただし5〜9年から10〜14年の間は2,600円の差です。同じ年に働く人を分けた数字で、1人の給与の推移ではありません。
Q. 大きい病院のほうが給料は高いですか。
A. 統計の企業規模は法人全体の人数です。推計年収は1,000人以上が3,550,100円、100〜999人が3,330,400円、10〜99人が3,284,100円です。経験年数の階級をそろえても、所定内給与額は1,000人以上がいちばん高い数字でした。
Q. パートの看護助手の時給はいくらですか。
A. 短時間労働者の看護助手の1時間当たり所定内給与額は1,335円です。企業規模別では1,000人以上が1,398円、100〜999人が1,270円、10〜99人が1,350円でした。
迷ったらここ
経験年数と規模の近い行で比べる
看護助手の推計年収は337.1万円です。所定内給与額は経験0年の202,000円から15年以上の234,700円まで上がり、企業規模では1,000人以上の推計年収が最も高くなっています。
- 前の職場での看護助手の経験を、給与の決め方に数えるか(統計の経験年数は同じ職種の年数を通算)
- 月給に時間外や夜勤の手当が含まれているか(統計の手当は月16,600円、40〜44歳では月32,400円)
- 運営する法人全体の規模と賞与の実績(統計では10〜99人の賞与が100〜999人より多い)
まとめ
- 看護助手の推計年収は337.1万円。240,800円×12か月+481,200円で計算した編集部試算
- 年収のうち所定内給与額が79.8%、時間外などの手当が5.9%、賞与が14.3%
- 年齢別の月額は40〜44歳の274,100円が最も高く、そのうち手当が月32,400円。賞与は50〜54歳が最も多い
- 経験年数別の所定内給与額は0年の202,000円から15年以上の234,700円まで上がる。15年以上が43.9%
- 企業規模では1,000人以上の3,550,100円が最も高く、看護助手の66.4%は100〜999人の企業で働いている
- 男女の差は370,600円。月額の差27,800円のうち14,600円は手当の差
- 短時間で働く看護助手の1時間当たり所定内給与額は1,335円
337.1万円は、年齢も経験も勤め先も違う人をまとめた1つの数字です。自分の給与と比べるときは、経験年数と勤め先の規模が近い行を探してください。同じ看護助手でも、行が変わると数字が変わります。

